ヨコハマトリエンナーレ2014[美術館前の序章 アンモニュメンタルなモニュメント] ヴィム・デルボアの≪低床トレーラー≫を横浜美術館前に設置しました。
Photo:KATO Kenカトリック信仰の篤い西フランドル地方で生まれ育ったヴィム・デルボアは、身近にあるさまざまなシンボルを用いながら、精緻な工芸品に匹敵するほど装飾性の高い彫刻作品を手掛けています。バロックやゴシックといった過去の芸術様式に倣う一方で、美と醜、伝統と現代の融合を図ってきました。
本展出品作となる≪低床トレーラー≫は、1990年に着手した「ゴシック」シリーズのうちの1作で、全長15m以上の大型トレーラーをゴシック建築風に表現したものです。現代の技術でレーザー加工され、コルテン鋼を使用して、ゴシック様式の彫刻に仕上げています。
ヨコハマトリエンナーレ2014は日本で初めて作品を発表する機会となり、会期中には作家も初来日し、トークイベントへの登壇も予定しています。
Photo:KATO Ken