カナダ・アニメーション・パーティ
カナダ大使館 カナダ・アニメーションフェスティバル協力による |
カナダ・アニメーション・パーティ 一夜限りの特別上映!
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開催日:11月25日(金)17:30-21:00
世界各地からアーティストが集い、新しいアニメーションを生み出してきたことで知られるカナダ発の、新世代アーティストによるアニメーション特集です。
カナダならではの多文化的なアニメーションをお楽しみください。 |
プログラムA プログラムB プログラムC プログラムD |
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「お腹を空かせた大イカ/THE HUNGRY SQUID」
(2002年、14分31秒、ディジタル・リサイクロメーション=人形、写真、ストップモーションとコンピュータを組み合わせた、ウェルドン監督独自のDo-it-yourselfアニメーション) <<日本語字幕>>
監督・脚本・アニメーション:ジョン・ウェルドン プロデューサー:David Verrall、Marcy Page
美術:Lilian Kruip 音楽:Chris Crilly 音響:Goro Koyama、Chris Crilly、Shelley
Craig、Andy Malcolm、Serge Boivin、Geoffrey Mitchell、Patrick Viegas
声優:Derek McGrath 製作:NFB/ONF |
解説・ストーリー:ドロシーの両親は多忙で、彼女はちょっぴり孤独。イモムシ、猫、ウサギ、犬、カメそして“お化けイカ”が宿題を食べると言い張って、スクールカウンセラーの手も焼かす。ところが、本当にお化けイカが町に出て、大暴れ。ドロシーの機転で、町はイカから救われる。子供の頃に、宿題を忘れて「犬のポチが、食べちゃいました」なんていう言い訳をしませんでしたか?アカデミー賞に輝くウェルドン監督の最新作。カナダ・アカデミー賞Genie
Awards受賞。 |
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「ふたりのごちそう/DINNER FOR TWO 」
(1996年、7分18秒、セルアニメーション)
監督・脚本・アニメーション:ジャネット・パールマン プロデューサー:Barrie McLean
原画:Raymond Dumas、Jacques Avoine、Lynda Pelley 音楽:Judith Gruber-Stitzer
音響:Louis Hone、Judith Gruber-Stitzer、Robert Langlois 製作:NFB/ONF
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解説・ストーリー:森の生き物たちは晩御飯探しに大忙し。二匹のカメレオンが、たった一つの獲物を巡ってどちらも引かない奪い合いのドタバタを始める…多くの森の仲間たちが固唾を呑んで見守る中、賢明な蛙の知恵、つまり譲り合いの気持ちが混乱を解決へと導く。数々の映画賞に輝く本作は、そのメッセージ性が高く評価され、アカデミーノミネート監督ジャネット・パールマンの代表作の一つとなる。
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「ジョナズとリザ/JONAS AND LISA」
(1995年、9分11秒、手書きアニメーション、NFB)
監督:Daniel Schorr、Zabelle Cote |
解説・ストーリー:洗濯婦の母は必死に家族を支え、3人の子どもたちも働く。義父の虐待に我慢できなくなった。1人が家出する…国連児童憲章27条(生活水準)のために制作された作品。シカゴのInternational
Children's Film FestivalでUNICEF “Rights of the child”賞等を受賞。 |
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「嵐の夜に/STORMY NIGHT」
監督:ミシェル・レミュー/Michele Lemieux 音楽:Normand Roger 声優:Emile
Cassini
製作:National Film Board of Canada |
解説・ストーリー:1996年にレミューが書き下ろした同名絵本のアニメーション化で、レミュー自ら初めてアニメーション制作に挑戦した。原作はボローニャ児童図書展フィクション青少年部門やドイツでもっとも美しい本賞を受賞し、13ヶ国語翻訳されている。日本でも『永い夜』(森絵都訳)という邦題で講談社から出版されている。
愛犬二人きりで、あらしの夜に眠れない少女。永遠とは?死後の世界とは?私はだれ?と頭の中を駆け巡る空想を美しく描く、摩訶不思議なモ動く絵本モ。少年少女であり続けたいおとなのこころに響くメルヘン。手書きとコンピュータのアニメーション。 |
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「四季 世界の終焉/THE END OF THE WORLD IN FOUR SEASONS」
(1995年、12分56秒、2Dコンピューター)
監督・脚本・アニメーション:ポール・ドリエッセン/Paul Drissen 音響:Normand Roger
プロデューサー:Macy Page、Barrie McLean 製作:NFB/ONF |
解説・ストーリー:四季に連動する8つのアニメーションが8つ分割されたスクリーンに同時に映し出され、ストーリーが進行します。ヴィヴァルディの名曲『四季』の各楽章の調べとともに、カートゥーンの決まりごとに従いながら、それぞれのストーリーが終焉に向かって厳かに突き進むというブラックユーモアに満ち溢れた作品です。アヌシー、モントリオール、バラドリッヒの国際映画賞で受賞。
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「船旅/UNE AME A VOILE」
(1982年、8分54秒、クレヨン画アニメーション)
監督:ピエール・ヴェイユ プロデューサー:Robert Forget 原画:Pierre Landry
編集:Pierre Lemelin 音楽:Normand Roger 音響:Roger Lamoureux 製作:NFB/ONF
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解説・ストーリー:海に乗り出した帆船の冒険を、抒情詩のニュアンスに満ちた映像で綴る作品。 日夜遭遇する嵐、そして静けさ。 実際にカナダのセント・ローレンス川とノバ・スコシアの海岸へ航行した折に、ヴェイユとJacinthe Gagneの二人が描いたアクリル画デッサンを基にアニメーション化。オタワなど数々の映画祭で受賞。
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「町のねずみと田舎のねずみ
/THE TOWN MOUSE AND THE COUNTRY MOUSE」
(1980年、5分25秒、切り絵アニメーション)
監督・アニメーション:イブリン・ランバート プロデューサー:Kathleen Shannon
音楽:Keith Tedman 製作:NFB/ONF |
解説・ストーリー:都会のねずみが田舎に住むねずみの所へ遊びに行くと、田舎の食べ物が都会のねずみの口には合わない。代わりに、田舎のねずみが都会へ遊びに行くと、道に落ちているお菓子の味に驚く始末。二匹に突然襲いかかる猫…都会はこりごりと田舎のねずみは思うという、イソップ童話を、色鮮やかな背景に、美しい文様をまとった切り絵のキャラクターで表現した名作。 |
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「狩猟レッスン/A HUNTING LESSON」
(2001年、13分6秒、ピンスクリーン・アニメーション、NFB) 《日本語字幕》
監督:Jacque Drouin |
解説・ストーリー:ケベック文学を代表するジャック・ゴドブの小説から生まれたピンスクリーン・アニメーション。少年は、アフリカで鳴らしたハンターの隣人に狩猟を教えてほしいと頼む。モノクロの画面にアフリカのサバンナとカナダの秋の風景を織り込む傑作。 |
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「ぼくのメガネ/GLASSES」
監督:ブライアン・ドゥフシェラー/Brian Dochscherer プロデューサー:David
Verral、Marcy Page、Barrie Angus MacLean 音楽:Judith Gruber-Stitzer 声優:Hayley
Renolds, Kliment Dentchev、Jamieson Boulanger, Anna Papadakos, Sonja
Ball, Tali 製作:National Film Board of Canada |
解説・ストーリー:独特の人形アニメーションで定評があるブライアン・ドゥフシェラー監督の最新作。
少年ミロは弁当箱を無くしては、クラスメートにからかわれている。強いキャプテンコスモにあこがれているけれど、気弱なミロの友だちは勝気な女の子グェニーだけ。そんなミロがメガネをかけることになって巻き起こる、友だちとの葛藤をユーモラスに描いた作品。「こういう時もあったな」と、空き地でじゃれあっていた頃の思い出がフツフツと甦る。立体アニメーション。
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「竹馬の人々/STILTWALKERS」
(2002年、12分56秒、3Dと2Dのコンピュータ・アニメーション、NFB
と CLIA VAN DIJK FIMPRODUCTION(オランダ)の共同製作)
監督:Sjaak Melink 製作協力:THE DUTCH FILM FUND と NETHERLANDS INSTITUTE
FOR ANIMATION FILM |
解説・ストーリー:漁師が暇つぶしに描いた魚がスケッチ帳から飛び出す。大海に竹馬が気味悪く動き出す。漁師の創造力は、竹馬族の奇妙で超現実的で、そしてとても壊れやすい2次元の世界を生じさせた。 |
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「エクスチャイルド/EX-CHILD」
監督・脚本・アニメーション:ジャック・ドルーアン/Jacques Drouin
プロデューサー:Therese Descary 編集:Suzanne Allard 音楽:Lucie Jasmin
音響:Louis Hone、Gilles Quintal 声優:Cedric Dind-Lavoie、Mark Brunno、Vincent
Lambert、Benoit Lussier、Francois-Olivier Therrien 製作:NFB/ONF |
解説・ストーリー:両親と平和に暮らす13歳の少年は、突然現れた兵士に要請され、父と共に戦地へ赴く。少年は銃を持って得意満面。彼の行く手には戦争の悲惨な現実が待ち構えていた。「子供の権利条約」の第38条(武力紛争における子供の保護、15歳以下の子供を戦場に駆り立ててはならない)という難しいテーマを、現在世界で唯一ドルーアンだけが使えるピンスクリーン手法で視覚化に挑戦。
ピンスクリーン・アニメーションは、アレクセイエフ監督が発明した特殊描画装置で、数万本の細い針と照明がもたらす影の陰影で白黒の濃淡をつけ、フレーム毎に撮影してアニメートする手法です。 |
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「カッコーのエドガーさん/CUCKOO, MR. EDGAR!」
(1999年、13分09秒、3Dコンピュータアニメーション)
<<日本語字幕>>
監督・アニメーション:ピエール・ツラドウ プロデューサー:Marc Bertrand、Therese Descary
脚本:ピエール・ツラドウ、Denys Saint-Denis、Pierre-Michel Tremblay 編集:Jose Heppell
音楽:Louis Gagne 音響:Claude Langlois、Serge Boivin、Jean Paul Vialard、Geoffrey
Mitchell、Patrick Viegas 声優:A.J. Henderson 製作:NFB/ONF |
解説・ストーリー:カッコー時計のカッコー鳥 エドガーさんの生活は時間通りにキッカリ・キッチリ進行中。しかし、突然の嵐が訪れ、鳥の卵がエドガーさんの家に舞い込んで、律儀な生活を狂わされる。卵から飛び出した三羽の雛鳥はエドガーさんを片時も放してくれない…。父と子の愛情をテーマに、心温まる作品。ツラドウ監督が、CGソフトウェア(Softimage)で、コンピュータアニメーションに初挑戦。
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「ザムザ氏の変身/THE METAMORPHOSIS OF MR. SAMSA」
(1977年、9分42秒) 監督:キャロライン・リーフ |
解説・ストーリー:砂と透過光のアニメーション。ある日、目が覚めると自分のからだが大きなアブラムシのような昆虫になっていた…というフランツ・カフカの小説「変
身」をベースにしたアニメーション作品。砂と透過光を巧みに駆使し、モノクロに近い味わいの独特の世界を表現している。 |
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「弾丸のような青/BLUE LIKE A GUNSHOT」
(2003年、5分31秒、ガラス板にオイルペインティングのアニメーション、NFB)
監督:Masoud Raouf |
解説・ストーリー:イラン出身の監督が、文明と自然の葛藤、人間の野蛮さや渾沌を色鮮やかオイルペインティングとダイナミックなアニメーションで描く。 |
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「ストレンジ・インベーダーズ/STRANGE INVADERS」
(2001年、8分27秒、セルアニメーション)
監督・脚本・アニメーション:コーデル・ベーカー/Cordell Baker 音楽: Luc Prefontaine
音響:Studio La Majeure, Luc Prefontaine, Serge Boivin、Jean Paul Vialard
プロデューサー:Jennifer Torrance、Ches Yetman、Svend-Erik Eriksen、Cordell
Baker
製作: NFB/ONF 声優: Jackson Baker、Jennifer Torrance、Cordell Barker
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解説・ストーリー:子供を欲しがっている中年夫婦の家に、ある夜突然の来訪者が空から振ってきました。それは子供のように見えたから、夫婦は天からの授かり者として育てることにします。ところが、その日から平穏だった夫婦の生活はしっちゃかめっちゃかに。子供がいる家族なら誰でも思い当たるような混乱ぶりをコミカルに描いたコメディです。
アカデミー短編アニメーション賞ノミネート、2001年アヌシー審査員特別賞受賞、第9回広島国際アニメーションフェスティバル優秀賞受賞。 |
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