YOKOHAMA 2005: International Triennale of Contemporary Art

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参加アーティスト詳細-R

[作品写真]るさんちまん

るさんちまん (日本) / ressentiment 48

2000年結成。

るさんちまんは、2000年のユニット結成以来、全ての作品を「る会~生きション~」と名付け、主にメディア・アートのグループ展などでインスタレーションやパフォーマンスをおこなっている。「生きション」とは、活動を開始したばかりの頃、彼らが四国八十八カ所参りの旅に出た際に、お遍路の男性から聞き知った意味の判然としない言葉に由来する。るさんちまんは、映像や音響機材、印刷機器といった各種の機械を、オブジェとして提示しつつ、それらの機能にあらためて焦点をあてるような作品を制作する。また、曼荼羅を彷彿とさせるような映像のコラージュや、日常的なモノを神話的世界の一部として見せるような手法を用いて、独特のロマンティシズムに満ちた空間を現出する。

[作品写真]ロビン・ロード

ロビン・ロード (南アフリカ) / Robin Rhode 49

1976年ケープタウン生まれ。ベルリン在住。

アパルトヘイトが布かれていた南アフリカで、自分で遊技を編み出さざるを得ない幼年期の生活体験をもとに、ストリート・グラフィティーと写真、映像を駆使し、批判的精神に裏打ちされたユーモア溢れる作品を制作している。2004年にはニューヨークのアーティスト・スペースで個展を開き、2005年には第51回ヴェネチア・ビエンナーレへも選抜され、国際的な活動を展開している。

[作品写真1]マリア・ローゼン

[作品写真2]マリア・ローゼン

マリア・ローゼン (オランダ) / Maria Roosen 50

1957年オイステルワイク生まれ。現在アーネム在住。

2001年の「ソンズビーク」や2003年の「ビューフォート」などの国際展に参加。公共的な場に設置されるフェミニンな作品が注目された。特に「watertower of blankenberge」に見られるような、独自のコンセプトを下敷きに都市空間とモニュメンタルな建造物とのかかわりを提示する作品は話題となった。今回は、当初横浜マリンタワーをサイトに作品を計画したが、設営などの諸問題で中断することとなった。新たな作品プランは、短い日本滞在期間に彼女が接した約20人に作品制作を依頼し、それらを使ったワークショップを行なう。パブリックな作品から、パーソナルなコミュニケーションを介在させる作品へと変化しながらも、一環して彼女独自の空間へのかかわりを見出すことができる。
主な展覧会は、「Met」(2004年、ギャラリー・フォンズ・ウェルターズ、アムステルダム)、「Maria Roosen in Himmelb(l)auw」(2001年、グローニンゲン美術館)、「Home is where the heart is」(1999年、クンストヴェレニジン、ディーペンハイム)、「Spring!」(1994年、ギミーニテ美術館、ヘルモンド)他多数。

 


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