YOKOHAMA 2005: International Triennale of Contemporary Art

 総合情報 / 総合ディレクター / キュレーター / 建築家チーム
 参加アーティスト / イベント情報 / ボランティア / お問い合わせ / 関連リンク
参加アーティスト詳細-C <参加アーティスト < ホーム

参加アーティスト詳細-C

〔作品写真〕ミゲル・カルデロン

ミゲル・カルデロン (メキシコ) / Miguel Calderón 07

1971年メキシコ・シティ生まれ。メキシコ・シティ在住。

非営利団体のアート・スペース“La Panaderia”を主導、現在は作家として活動している。サンフランシスコのアート・インスティテュートで映画を学び、以後、様式化された美術の方法論から脱した技法を駆使しながら作品制作を展開している。自らのアイデンティティーを形成した渾沌の都市メキシコ・シティ、そして同時代のポップ・カルチャーが、その作品制作の源となっている。2004年、第26回サンパウロ・ビエンナーレ出品。

 

〔作品写真〕ジャネット・カーディフ&ジョージ・ビュレス・ミラー

ジャネット・カーディフ&ジョージ・ビュレス・ミラー (カナダ) / Janet Cardiff & George Bures Miller 08

ジャネット・カーディフ 1957年カナダ、ブリュッセル生まれ。グリンロッドBC及びベルリン在住。

クイーンズ大学卒業後、アルバータ大学で美術修士号を修め、その頃制作パートナーでもあるジョージ・ビュレス・ミラー(1960年カナダ、ベグレビル生まれ。グリンロッドBC在住)と出会っている。1983年から作品制作を開始し、1996年のアルバータ現代美術バイアニュアル、1998年サンパウロ・ビエンナーレ、1999年イスタンブール・ビエンナーレ、カーネギー・インターナショナル等の数々の国際美術展をはじめ、1994年、パワープラント(トロント)、2001年、ヴェネチア・ビエンナーレのカナダ代表、2003年、ホワイトチャペル(ロンドン)など個展も多く開催されている。
視ること、聞くこと、そして身体運動(歩くこと)を総動員する「ウォーク」シリーズでは、身体全体の運動によって得られる経験そのものを作品にしている。あるいは、「フォーティ・パート・モテット」(2001)などのように、その周りを移動しながら、40台のスピーカーから別々に出力される聖歌を聴くことで、その空間全体を異空間として経験する作品はその代表的なものの一つである。

〔作品写真〕チェン・シャオユン

陳小雲/チェン・シャオユン (中国) / Chen Xiaoyun 09

1971年湖北省生まれ。現在杭州在住。

1992年中国美術学院中国画人物専攻卒業。
近年は、主に映像作品に取り組んでおり、今回は、《夜に拡張する各瞬間》を出品する予定。日常生活のなかでいつのまにか経験している神秘的な物事に対して、人間がその無意味さを追求、放棄しているという心理的な状態を探求している。
近年の主な活動は、「Move on Asia」展(2005年、SBS(Seoul Broadcasting Studio)、ソウル)、「上海ビエンナーレ」(2004年)、「SCARIFY(北京独立映像展)」(2004年、北京)など他多数。

[作品写真1]Chen Zhen

陳箴/チェン・ゼン (中国) / Chen Zhen 10

1955年上海生まれ、2000年死去。

上海美術工芸学校卒業後、1986年にパリの美術学校に入り、ヨーロッパで作品制作、発表を始める。その後、ダニエル・ビュラン、サルキスなどとパリでオープンしたプライベートのアートスクールで教鞭を取りながら80年代後半から独自のインスタレーション作品を数多く制作する。物質に対する感性と場所の状況や歴史性に沿ったサイトスペシフィックなインスタレーション作品が彼の特徴である。
主な活動は、「Prayer Wheel-“Money Makes the Mare Go”(1997)」、「Jue Chang - Fifty Strokes to Each (1998)」、「Inner Body Landscape (2000)」、「Autelde Lumiere (2000)」、「Zen Garden (2000)」、「Black Broom (2000)」、「Crystal Ball (1999)」など多数。

〔作品写真1〕コウマ

〔作品写真2〕コウマ

COUMA (日本) 11

URL2004年に結成されたアーティストユニット。

それぞれ個人でも作家活動を行なう、飯川雄大、金氏徹平、木村友紀、鶴林万平、仲川あい、法福兵吾の6名が卓球を通じて結成。卓球を極めることで見えてくる世界を作品へと還元する。2005年2月、京都のART ZONEで開催された『Table Tennis Players』では、会場の中心に卓球台を配置し、6人が可能な限りそこに滞在して、卓球をしながら作品を完成させるという独自のスタイルで制作した。
今年は「新開地アートストリート」(2005年、神戸アートビレッジセンター)、「ReOLYMPIC」(2005年、築港赤レンガ倉庫ほか、大阪)にも参加。

〔作品写真〕ディディエ・クールボ

ディディエ・クールボ (フランス) / Didier Courbot 12

1967年アゼルブルック生まれ。現在パリ在住。

公共に潜むパーソナルな物語を喚起する写真や繊細なインスタレーションを得意とする。花を植えたり壊れたベンチを修理したり、都市に介入するささやかな行為を写真におさめた「ニーズ」シリーズを1999年より展開。2003年の越後妻有アートトリエンナーレでは、無料のポストカードをひそかに設置し、旅の記憶に働きかけるプロジェクトを行なった。公共空間に対する独得のアノニマスなアプローチは、ランドスケープデザインを学んだ影響も大きい。2004年、4年の月日をかけて手がけたフランス・アネシー市の公共広場が完成。日本での個展に、資生堂ギャラリー(1997年)、SCAI THE BATHHOUSE(2003年)がある。

[作品写真1]ナウィン・ラワンチャイクン+ヘレン・ミヒャエルセン

[作品写真2]ナウィン・ラワンチャイクン+ヘレン・ミヒャエルセン

キュレーターマン (タイ) / ©uratorman Inc. 13

Idea & Project Development by Helen Michaelsen & Navin Rawanchaikul.
Project produced by Navin Production Co., Ltd.

ナウィン・ラワンチャイクン(1971年チェンマイ生まれ)は、これまでにも何度かコラボレーションを行なってきたタイ生まれのドイツ人、ヘレン・ミヒャエルセン(キュレーター、美術批評家)と組んで、キュレーターマンのアーティストネームで登場する。アートの世界をテーマに観客参加型のゲーム場を作る予定。

ナウィン・ラワンチャイクンの主な活動は、「Cities On the Move」(1997年、ウィーン)、「SUPER (M)ART」(2003年、about gallery,バンコク)、国際展では「アジア・パシフィック・トリエンナーレ」(1996年)、「光州ビエンナーレ」(1997年)、「シドニー・ビエンナーレ」(1998年)、「サンパウロ・ビエンナーレ」(2004年)他多数。日本では、「東南アジア1997 来るべき美術のために」(東京都現代美術館等)の他、「横浜トリエンナーレ2001」にも参加した。

一覧へ戻る

 


Copyright 2005 The Japan Foundation.
No reproduction or republication without written permission.