1962年メキシコ生まれ 現在メキシコおよび米国在住
数々の国際展において、実にさまざまな手法のインスタレーションを発表し常に話題を提供している。きわめて美しい空間、オブジェ、写真などから成っているが、ナラティヴな解釈を拒み、他愛のないもの、はぐらかし、ポエティックなものなどを配置して、日常の事物や経験を見直し、新たな意味を見いだすきっかけとなるような作品が多い。「ピンポンテーブル」は2台の卓球台を分割し、ひとつに再構成して中央に小さな蓮池を配し、観客が4人でゲームに参加するという、身体的な経験も要素の一つとした、楽しい作品である。
国際展:93年ヴェニス・ビエンナーレ「アペルト」展、95年光州ビエンナーレ、97年ドクメンタ、ミュンスター彫刻プロジェクト、98年第1回ベルリン・ビエンナーレ、サンパウロ・ビエンナーレ、99年カーネギー・インターナショナル99-00、2000年シドニー・ビエンナーレに参加。 |