トミ・グリュンルンド :1967年生まれ ペテーリ・ニスーネン: 1962年生まれ ともにフィンランド出身 フィンランド在住
1992年から共同で作業をしている。a.men という建築事務所を設立し、建築家としての活動も行なっている。建築家としての背景が作品にも影響していることは明らかで、限定した場所に設置するインスタレーションが多い。「音」も彼らの作品の重要な要素となっており、「Elements」(要素)という98年の作品は、いくつかの大きなアンテナが異なる空間から人々の会話を含めた「音」をひろってくるというものだった。その音は録音され、少し遅らせて空間へと再生されてゆく。「Ambient City」 という99年の作品はラジオ局との共同作業によって制作され、24時間止まることなくミニマルな電子音を1ヶ月間流し続けるという、ラディカルなものだった。なお、グリュンルンドはSahkoという自分の音楽レーベルを持っている。
2001年ヴェネチア・ビエンナーレ ノルディック館キュレーター。 |