1957年キューバ生まれ 1996年米国にて没
プエルトリコに育ち、ニューヨークのアートスクールで学ぶ。グループ・マテリアルの一員として活動を始め、どこにでもある製品(時計、印刷した紙、電球など)を使った作品を発表する。観客が作品の一部(紙やキャンディ)を持ち帰ることで作品に関与する、また、作品の所有者が展示のたびごとに素材を補充しなければならない、など、アートとパブリックとの関係における既成概念をくつがえす作品で、アートのみならず様々な分野から注目を集めた。
95年ニューヨーク近代美術館で個展開催。作家の没後も、作品は展示のたびに素材を補充され、生き続けている。そのため、97年「水戸アニュアル97ーしなやかな共生」展(水戸芸術館現代美術ギャラリー)、99年カーネギー・インターナショナル99-00にも、作品の所有者の意志により参加している。2000年サーペンタイン・ギャラリー(ロンドン)で回顧展も開催され、再評価された。 |