「アートとコミュニティ」第3回目のお知らせ
横浜トリエンナーレ・サポーター事務局共催プログラム
「アートとコミュニティ」第3回目を今週金曜、16日に
ヨコハマ創造都市センター3階にて開講します。
〈日時〉
7月16日(金)18時〜20時
〈場所〉
ヨコハマ創造都市センター 3階スペース(横浜市中区本町6-50-1)
〈テーマ〉
コミュニティとアート その理論と展開について
〜黄金町と千葉、異なる地域での実践例からみるアートと社会の関係〜
〈ゲスト講師〉
長田謙一氏(首都大学東京システムデザイン学部教授)
〈対談者〉
山野真悟氏(NPO法人黄金町エリアマネジメントセンター事務局長)
〈概要〉
初回は、まちづくりを遂行する行政の視点に立った、横浜における創造都市の取組みとその実例を、2回目は、コミュニティの中でのアート活動を、
支援する立場からの講義を展開してきました。
第3回目となる16日は、ゲスト講師に長田謙一先生、対談者に山野真悟さんをお迎えし、主にお二人が取り組んでいらっしゃる事例を紹介しながら議論を展開します。
長田先生は、比較芸術・デザイン史、美術教育等を含む近・現代の
「美術と社会」に関する多元的芸術学研究を行うと共に、
「Wi-CAN千葉アートネットワークプロジェクト」(2003-2005)や
「子どもとアート」をテーマにワークショップを開くなど、
アートと社会のつながりについて、理論と実践(現場)、双方から
その有機的な連携によるまちづくりの可能性について取り組んでいます。
また、対談者である山野真悟さん(NPO法人黄金町エリアマネジメントセンター事務局長)は、福岡を中心に「まちとアート」をテーマにしたプロジェクトや美術展等を
多数手がける他、現在では横浜市黄金町において、「黄金町バザール」等、
地域の中のアート活動についての実践を積まれています。
近年ではアジアにおけるアートプロジェクトの調査研究等もされており、
今回の講義ではテーマに即したアジアでの事例もご紹介頂く予定です。
千葉市と横浜市という異なる地域・環境の中で活動を展開し、
またアジアという広い視点をお持ちの2人が、行政や地域住民・NPO・
美術館等の文化施設・大学などと恊働し実践していく
「アートとコミュニティ」の取組みを、
どのように考え、遂行しているのか。
「横浜市」の枠を超えた今回の講義では、外の視点から見た新たな気づきが
発見できるかもしれません。
皆様のご参加をお待ちしています!
〈ゲスト講師〉
長田謙一(首都大学東京システムデザイン学部教授)
1948年生。東京藝術大学大学院修了(美学)。美と芸術の<近代>を研究。
主な著書に『斉藤佳三 ドイツ表現主義建築夢の交錯』、
共著に『美学・芸術学の現代的問題』、『歴史展示のメッセージ』、
編集著作として『戦争と表象/美術20世紀以後』、
展覧会カタログ『bauhaus1919-1933』『日本の眼と空間』などがある。
〈対談者〉
山野真悟(NPO法人黄金町エリアマネジメントセンター事務局長)
1950年福岡県生まれ。
1970年代より福岡を拠点に美術作家として活動。
また、IAF芸術研究室を主催、研究会・展覧会企画等を行う。
1990年ミュージアム・シティ・プロジェクト事務局長に就任。
街を使った美術展「ミュージアム・シティ・天神」をプロデュース。
その後も「まちとアート」をテーマに、プロジェクトの企画、
ワークショップ等を多数てがける。
2005年「横浜トリエンナーレ2005」ではキュレーターを務めた。
2008年「黄金町バザール」ディレクター。
現在、NPO法人黄金町エリアマネジメントセンター事務局長。
〈主催〉
北仲スクール(横浜文化創造都市スクール)
NPO法人黄金町エリアマネジメントセンター
〈共催〉
横浜トリエンナーレ・サポーター事務局
〈お問い合わせ先〉
北仲スクール(横浜文化創造都市スクール)
横浜市中区北仲通5丁目57−2
TEL:045−263−9075/E-mail:info@kitanaka-school.net
担当:中川・児玉