【OUR MAGIC HOURコンサート】
今日は横浜美術館前の広場にて神奈川県立横浜緑ヶ丘高校吹奏楽部によるコンサートが開催されました。青空の下、沢山のお客様が展覧会と演奏を楽しんでいる様子。このコンサートをもってトリエンナーレのイベントはすべて終了いたしました。3ヶ月間、展覧会を一緒に盛り上げてくれたすべての出演者、演奏家、特別サポーターの皆様に心よりお礼申し上げます。素敵なMAGIC HOURをありがとうございました!
【ヨコハマトリエンナーレ2011 国際シンポジウム 横浜トリエンナーレは100年続くインフラを作れるか? 美術館と国際展ーその可能性】
カーネギー美術館現代美術担当アソシエイト・キュレーターのダン・バイヤース氏と台湾美術館ビエンナーレ/国際プロジェクト事務局ディレクターのチャン・ファンウェイ氏をを迎え、ヨコハマトリエンナーレ2011の総合ディレクター逢坂恵理子とアーティスティックディレクターの三木あき子と共に国際展の可能性についてのシンポジウムが横浜美術館にて行われました。
前半はカーネギー・インターナショナル、台北ビエンナーレ、欧州・中東の国際展についてのプレゼンテーションが行われ、後半はパネリストによるディスカッション。海外の国際展の情報から、知られざる裏話まで、様々なトピックが盛り込まれ充実した内容のシンポジウムとなりました。
【特別サポーター宣伝会議】
ヨコハマトリエンナーレ2011特別サポーターとして横浜F・マリノスの狩野健太選手と小林祐三選手が来場してくださいました。グラウンドでサッカーをする姿とはまた違い、作品を心から楽しんでいる姿もとても素敵なお二人でした。お狩野選手と小林選手の勇姿はこちらからご覧頂けます→横浜F・マリノスフォトレポート
最後にお二人を案内したキュレトリアルヘッドの天野とウーゴ・ロンディノーネの作品前で記念撮影。練習の合間をぬって来てくださった狩野選手、小林選手、ありがとうございました!
【特別サポーター宣伝会議室】
ヨコハマトリエンナーレ2011特別サポーターの別所哲也さんが来場してくださいました!逢坂総合ディレクターの作品ガイドと共に、ゆっくりと作品を鑑賞しトリエンナーレを楽しんでいただきました。お忙しい中足を運んでくださった別所さんでしたが、作品の感想等のトークも弾み、時間を忘れてしまうような貴重なひと時でした。
【和妻の藤山晃太郎によるMAGIC HOURな1日】
藤山晃太郎氏が日本の古典奇術「和妻」を横浜美術館の会場内で披露してくださいました!作品の前やバス乗り場等、様々な場所に突如現れ芸を披露してくれた藤山氏。観ているお客様も作品も一緒になって藤山氏のマッジクアワーに引き込まれているような時間でした。
沢山の芸を披露してくださった藤山さん、ありがとうございました!
【みること、えがくこと ー 脳科学とアートとの対話】
脳科学者藤田一郎氏による講演および横尾忠則氏との対談が横浜美術館レクチャーホールで行われました。司会に日本神経科学大会長の大隅典子氏を招き、藤田氏より脳の仕組みについてレクチャーいただいた後、横尾氏よりみること、えがくことについて作家からの視点で意見を聞かせていただきました。
左から大隅典子氏、藤田一郎氏、横尾忠則氏
横尾忠則氏
【金原亭馬吉さんと噺家の仲間たちとのアートツアーと宣伝会議室】
ヨコハマトリエンナーレ2011宣伝会議室特別サポーターとして、噺家の金原亭馬吉さん、金原亭馬治さん、林家彦丸さん、春風亭一左さんがヨコトリにご来場くださいました。夜の美術館をめぐるアートツアー、その後逢坂総合ディレクター、天野キュレトリアル・ヘッドを交え、カフェ小倉山でそれぞれが気になったヨコトリ作品についてお話いただきました。噺家さんたちの視点はとてもユニーク。大型の目立つ作品だけではなく、こっそり仕込まれた隠し味のような作品などに注目し、そこからお話が広がっていきます。笑いのたえないあっというまの2時間半でした。この様子はUSTREAMでも配信し、一部は現在もこちらのサイトでご覧いただくことができます。http://bit.ly/r9mP5y
4名の噺家のみなさん、楽しいお話どうもありがとうございました!
【特別サポーター宣伝会議室】
【アートパレード】
【歌川国芳の描く江戸と東京スカイツリーをめぐって】
9月9日から21日まで横浜美術館の会場にて歌川国芳の《東都三ツ股の図》が展示されます。それを機に日本美術史家辻惟雄(MIHO MUSEUM館長)、小澤弘(東京都江戸東京博物館教授)、および東京スカイツリーデザイン監修者澄川喜一による鼎談が行われました。今話題のスカイツリーそっくりの塔が1831年に描かれていたことについて、色々な視点から興味深い話が出てとても有意義な鼎談になりました。
左から、総合ディレクターの逢坂恵理子、澄川喜一氏、小澤弘氏、辻惟雄氏。
【総合ディレクターによるトーク】
今回2回目となる総合ディレクターの逢坂恵理子のトークがBankART miniで行われました。オープンから約1ヶ月経ち、ディレクターならではの視点でこのヨコハマトリエンナーレ2011を語ってくれました。
【特別サポーター宣伝会議室】
ヨコハマトリエンナーレ2011特別サポーターのプリンセス天功さんが横浜美術館にご来館!総合ディレクターの逢坂恵理子とキュレトリアルヘッドの天野太郎との対談も弾み、終始和やかなムードに包まれていました。
プリンセス天功さんも美術館に好きな作品を自ら持参し、皆さんにご紹介。ヨコハマトリエンナーレの「私の好きな1点」は、田名網敬一氏の作品を選ばれました。金魚が好きなプリンセス天功さんならではのチョイスです。
普段なかなか知ることの出来ないプリンセス天功さんの魅力たっぷりのトークショウでした!
【アートパレード】
今日は横浜市立日枝小学校のマーチングバンドの皆さんが安部泰輔氏の旗を掲げ、トリエンナーレ会場でアートパレードを繰り広げてくれました!
みんなの一生懸命な姿に街行く人も足を止めて演奏に聞き入っていました。
日枝小学校のマーチングバンドの皆さん、夏休みの終わりに素敵な演奏をありがとうございました!
【アーティスティック・ディレクターによるトーク】
今日は午後2時からBankART miniにてアーティスティック・ディレクターの三木あき子によるトークがあり、展覧会のテーマや作品について語っていただきました。第一回目同様、ひとつひとつの作品を丁寧に語る三木ディレクターの姿に、多くの方が熱心に耳を傾けていました。
【総合ディレクターによるトーク】
【アーティスティック・ディレクターによるトーク】
展覧会が開幕して約1週間経ち、毎日大勢の方が会場に足を運んでくれています!そんな中、今回のトリエンナーレのアーティスティック・ディレクターである三木あき子によるトークがBankARTにて開催されました。今回展示されている作品や作家についてより深く理解できる貴重なトークでした。
“OUR MAGIC HOUR”というコンセプトの元に選ばれた作品や作家について一つ一つ丁寧に解説する三木のトークに、作品を観ていない人も、観た人も足を止めて話を聞いていました。
【第3回ヨコハマトリエンナーレ2011記者会見】
いよいよヨコハマトリエンナーレ2011開幕まで残り1ヶ月をきりました!
本日は遅ればせながら、5月26日に行われた第三回記者会見の内容をリポートさせていただきます。
当初は3月11日の15時から予定されていたこちらの会見ですが、同日14時46分に起きた東日本大震災により、午前の横浜会場は予定通り行えたものの、東京会場は急遽中止となりました。未曾有の災害を受けヨコハマトリエンナーレ2011の開催自体が危ぶまれるという時期もありましたが、「東北、そして日本のためにメッセージを送りたい」という参加アーティストたちの思いを受け、こうして無事に開催に向けての記者会見を行うことができ、スタッフ一同喜びもひとしおでした。
東京・青山のスパイラルホールで行われた会見には、横浜トリエンナーレ組織委員会会長である林文子・横浜市長、総合ディレクターの逢坂恵理子・横浜美術館館長、アーティスティック・ディレクターの三木あき子、そして参加アーティスト代表として横尾忠則氏、岩崎貴宏氏が登壇いたしました。
林組織委員会会長、逢坂総合ディレクターの挨拶を経て、三木アーティスティック・ディレクターによりトリエンナーレのタイトルである「OUR MAGIC HOUR—世界はどこまで知ることができるか?—のコンセプトが説明、展示の特徴が紹介されました。
「タイトルにもある“世界はどこまで知ることができるのか”という問いかけのもと、科学や理性では把握しがたい領域に注目し、より柔軟に世界をとらえようとする姿勢、異なる世界の見方や歴史観を示唆していきます。そしてそこには“視点を変えれば、魔法のように、世界は開けるかもしれない”という期待が込められています」
展示の特徴は大きく二つ。展覧会の各所に仕掛けられた意外な「遭遇・出会い」と、アーティストたちの震災への想いです。
意外な「遭遇・出会い」は、現代アーティストの作品と横浜美術館の所蔵品が、時代、ジャンル、文化背景を超え新たな視点のもと並列されることにより、これまでになかった解釈や創造を生み出し、自由な鑑賞の旅を促します。
またアーティストたちは、東日本大震災を受け、参加の意思を新たにする作家や展示プランを変更する作家が現れるなど、さまざまな形で「作家魂」を表明してくれました。
記者会見に出席した横尾忠則氏と岩崎貴宏氏からは、展示作品の制作に向けた思いを語ってくれました。
トリエンナーレの開催直前まで、展示する新作ペインティングの制作に取り組むという横尾忠則氏。1月から開始し、現在11点目を制作中。「人間が生まれる寸前、赤ん坊が見る最初の光景、そして人間が死ぬときに見る最後の光景、それをひとつにしたもの」
広島を拠点に活動する若手作家の岩崎貴宏氏は、会場である横浜美術館の空間を活かした作品を発表したいとコメント。震災発生から9日後に祖母とともに救出され、「将来は芸術界になりたい」と語った少年の話にふれ、「そういった状況にあっても、驚きや夢を与えられる作品をつくり続けて、いろんな人に感動を与えられるような作品を作りたいと思います」
さらにビデオメッセージで、クリスチャン・マークレー氏、ジュン・グエン=ハツシバ氏も登場。6月に開幕したヴェネチア・ビエンナーレで金獅子賞を受賞した作品「The Clock」をトリエンナーレで展示します。制作の拠点であるベトナム・ホーチンミンと横浜で、GPSを装着し走った軌跡が地図上に桜の花の形を描くプロジェクトを市民とともに実施。「桜の花は新しい始まりの象徴。日本の新たな幕開け、出発にしたい」これは東日本大震災の被災地へ向けた祈りとしての作品です。
記者会見後、会場を出るとヨコハマトリエンナーレをPRするために結成された“ヨコトリキャラバンズ”が登場!
「まことクラヴ」主宰・遠田誠氏率いるキャラバン隊によるパフォーマンスが、来場者たちのトリエンナーレへの期待をさらに高めてくれました。