ボランティア
横浜トリエンナーレ2008ボランティアスタッフに参加いただいた皆様
横浜トリエンナーレ2008「タイムクレヴァス」も11月30日に会期を終了し、現在、ほぼ撤収作業を終えたところです。これだけの複雑で困難な事業を、ぶじ終えることができたのは、関係者の皆さまの理解と協力ぬきには不可能なことでした。
とりわけ分散会場、そして、街中への展開と、「面」として展示やパフォーマンスをおこない、さらに全期間パフォーマンスをつづけるような「展示」がきわめて困難な作品についても、これらが成立したのは、ボランティアの皆さまの献身的な協力があればこそのことであるとこころより感謝申し上げます。
新港ピアから三溪園の外苑まで、全体は、あたかも巡礼の道のような不便さもあ
り、また、招待日のテレンス・コーと大巻伸嗣からはじまり、最終日のオノ・ヨーコと大巻伸嗣まで、パフォーマンスもまたたどるのが困難な時間の旅であったと思います。
ほんとうにご苦労さまでした。展覧会全体が今後「瓶のなかの手紙」(パウル・ツェラン)となって時間のなかを漂流していくことでしょう。今回の皆さまの献身はきっとどこかに届けられると思います。次回も、そして、次々回も、横浜トリエンナーレが皆さまに支えられ、成長していくことを願います。ほんとうにありがとうございました。
2008年12月10日
横浜トリエンナーレ2008総合ディレクター
水沢 勉
※現在、横浜トリエンナーレ2008ボランティアスタッフは募集しておりません