1963年スペイン生まれ 現在スペイン在住
日常の様々な事物と映像を組み合わせ、観客が体験するタイプのインスタレーションを展開している。特に鏡は、ヴァルドセラの作品において重要なモチーフである。
トリエンナーレで発表するインスタレーションでは、床に様々なサイズの鏡が置かれ、床が壁のように見える。その空間の中で鏡に映された映像と、壁に映された映像の破片とが交錯する。部屋の隅にはトイレが設置され、観客はそれに腰掛けてヘッドフォンをかけることができる。ヘッドフォンからは若者たちが彼らの恋人、また将来の恋人について語っているトイレでの他愛のない会話が聞こえてくる。2001年ヴェネチア・ビエンナーレ参加。 |