椿昇:1953年日本生まれ 室井尚:1955年日本生まれ ともに現在日本在住
彫刻家、椿昇と、情報文化論、メディア美学を専門とする室井尚による初のコラボレーション。椿は、80年代後半からFRP(ガラス繊維強化プラスティック)で生物や有機物が突然変異的に膨張したようなカラフルな巨大彫刻を発表、89年にアメリカ各地を巡回した「アゲインスト・ネイチャー」をはじめ、多くの国際展に参加、最近ではハノーヴァー万博に出品。一方の室井は、現在横浜国立大学助教授として教鞭を執りながら精力的に批評、研究活動を行う。主著に、『メディアの戦争機械』(新曜社、88)、『情報宇宙論』(岩波書店、91)、『哲学問題としてのテクノロジー-ダイダロスの迷宮と翼』(講談社選書メチエ、2000)他、共著、翻訳書ともに多数。 |