2017.10.11
「Green light―アーティスティック・ワークショップ」は、アーティストのオラファー・エリアソンが、欧州における難民問題をきっかけに新しいコミュニティのモデルを探求するために考案したワークショップです。
日本は欧米とは異なり、大量の難民の流入には直面していません。しかし、さまざまな事情により祖国や郷里を離れて生活している人々は日本社会にも数多く存在します。ここでは、そうした人々の状況を知ることにより、社会のなかの居場所・拠り所について考え、多様なバックグラウンドを持つ人々が共生する現代日本社会の「わたしたち」の姿を改めて確認します。そして、背景の異なる人々と共に生きる環境づくりが社会の豊かさにつながる可能性について考えます。
10月22日(日)の回は、アーティストの北澤潤さんを迎えて包摂と共生をテーマに理想の都市像を描くワークショップを実施します。
北澤潤ワークショップ「理想の都市をコラージュする」
テーマ:包摂・共生
本講座では、アーティストの北澤潤さんを招き、トークとワークショップを実施します。前半のトークでは、2016年よりインドネシアに滞在した経験を移民的感覚で紐解き、ジャカルタの都市開発と強制立ち退きの現場にて実施しているプロジェクト「理想の家のコンテスト」を紹介します。後半のワークショップでは、みなとみらいとその周辺地域を舞台に文化的な背景の異なる人々が共生する理想の都市像を参加者とともにコラージュで作り、都市の未来とその可能性について考えます。
※当日はグリーンライトの組立ワークショップは実施しません。
募集要項
開催日時:10月22日(日)13:30-16:00
会場:横浜美術館オラファー・エリアソン展示室
定員:15名
参加費:ヨコハマトリエンナーレ2017チケット提示で無料(事前申込制)
主催:横浜トリエンナーレ組織委員会
≫ これまでの《Green lightーアーティスティックワークショップ》の様子はこちらから(youtube)