2017.09.29
ヨコハマトリエンナーレ2017では、「Green light―アーティスティック・ワークショップ」を、「難民を助ける会」と福島で文化を通じた震災復興に携わる「はま・なか・あいづ文化連携プロジェクト」を手掛ける福島県立博物館の協力のもと、10月9日(月・祝)に開催します。
当ワークショップは、オラファー・エリアソンが、欧州における難民問題をきっかけに新しいコミュニティのモデルを探求するために考案したものです。今年、ヴェネチアビエンナーレ(イタリア/5月~11月)でも行われ、今回、ヨコハマトリエンナーレ2017では、テーマである「接続」と「孤立」を考えるひとつの試みとして実施します。
日本は、欧米とは異なり、大量の難民の流入には直面していませんが、さまざまな事情により祖国や郷里を離れて生活している方々が数多く存在します。当ワークショップでは、こうした状況を再確認するとともに、多様なバックグラウンドを持つ人々が共生する社会の姿やその可能性について考えます。
開催概要
Greenlight―アーティスティック・ワークショップ
「難民?避難民?」
当ワークショップは、理解講座とランプ組立ワークショップの2部構成です。
理解講座では、AARJapan[難民を助ける会]のメンバーと福島で文化を通じた震災復興に携わられてきた方々を迎えて、「故郷を離れての生活を強いられること」について考えます。AARJapan[難民を助ける会]からはシリア難民問題の現状、そして、福島からは避難民が置かれた現状を報告し、世界の難民問題と、日本の現代社会における福島をめぐる問題を相対化することを試みます。
スケジュール:
13:00~14:30 理解講座「難民?避難民?」
14:30~17:30 ランプ組立ワークショップ
理解講座・講師:
穗積武寛(AARJapan[難民を助ける会]プログラム・マネージャー)
川延安直(福島県立博物館専門学芸員)
小林めぐみ(福島県立博物館主任学芸員)
吉田邦吉(ヴェルガイスト・フクシマ編集長)
募集要項
開催日時:10月9日(月・祝)13:00-17:30
会場:横浜美術館オラファー・エリアソン展示室
定員:20名
参加費:ヨコハマトリエンナーレ2017チケット提示で無料(事前申込制、先着順)
主催:横浜トリエンナーレ組織委員会
協力:福島県立博物館、AARJapan[難民を助ける会]
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