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イベント情報詳細 Event Information

【Green light―アーティスティック・ワークショップ】
「難民?避難民?」(10/9)
※終了しました

テーマ:難民・強制移動/帰属意識・故郷

本講座は、AAR Japan[難民を助ける会]のメンバーと、福島で文化を通じた震災復興に携わられてきた方々を迎えて、「故郷を離れての生活を強いられること」について考えます。AAR Japan[難民を助ける会]からはシリア難民問題の現状について、そして、福島の方々からは避難民が置かれた現状についてそれぞれ報告し、世界の難民問題と、日本の現代社会における福島をめぐる問題を相対化することを試みます。

13:00-14:30 理解講座理解講座「難民?避難民?」
14:30-17:30 ランプ組立ワークショップ
※会場は冷えますので、上着をご用意ください。

【講師】
穗積 武寛(AAR Japan[難民を助ける会]プログラム・マネージャー)
川延 安直(福島県立博物館専門学芸員)
小林めぐみ(福島県立博物館主任学芸員)
吉田 邦吉(ヴェルガイスト・フクシマ編集長)

【講師・通訳プロフィール】
穗積武寛(AAR Japan[難民を助ける会]プログラム・マネージャー)
大学では英語を専攻。卒業後、国際協力事業団(JICA)において、開発途上国向け技術協力事業に10年間従事。JICA退職後、大学院進学を経て2009年1月からAARで勤務。現在は総務・人事のほか、アフガニスタン事業などの統括も担当。

川延安直(福島県立博物館専門学芸員[美術担当])
1961年、神奈川県生まれ。筑波大学大学院芸術学研究科修了。福島県内の近世絵画を調査し展覧会を企画運営。東日本大震災後は博物館を拠点に文化芸術による復興支援事業に携わる。主な企画展に「遠藤香村 -会津に生きた会津の画人-」(2008年)、「岡本太郎の博物館・はじめる視点~博物館から覚醒するアーティストたち〜」(2009年)がある。また、主な企画運営事業に「会津・漆の芸術祭」(2010〜2012年)、「はま・なか・あいづ文化連携プロジェクト」(2012年〜)。

小林めぐみ(福島県立博物館主任学芸員[美術])
1972年、福島県生まれ。早稲田大学大学院文学研究科修了。福島県内の工芸を調査し展覧会を企画運営。2011年以降は、福島県立博物館を拠点に文化による復興事業にも携わる。主な企画展「漆のチカラ 漆文化の歴史と漆表現の現在」(2010年)、「自然をうつす〜漆芸家・関谷浩二が挑んだ漆表現の可能性〜」(2017年)。また、主な企画運営事業に「会津・漆の芸術祭」(2010〜2012年)、「はま・なか・あいづ文化連携プロジェクト」(2012年〜)がある。

吉田邦吉(WELTGEIST FUKUSHIMA編集長)
中大(法)卒。故郷代々農業兼学習塾経営。2011年3月、東京電力の原発事故により福島県大熊町から県内の会津若松市に避難。赤坂憲雄に文を誘われ、「フクシマ発(現代書館)」の編集長を務め、福島で震災後初のクサノネによる総合雑誌WELTGEIST FUKUSHIMA(ヴェルトガイスト・フクシマ)を創刊する。一日20km歩く。

AAR Japan[難民を助ける会]
1979年に、インドシナ難民を支援するために、 政治・思想・宗教に偏らない市民団体として、前会長の相馬雪香が設立した。 38年にわたり60以上の国・地域の活動実績を持ち、国連に公認・登録された国際NGO。「一人ひとり、個性をもった多様な人間が、自然と共存しつつ、人間の尊厳をもって共生できる社会」というビジョンのもと、世界15か国で、難民支援、障がい者支援、地雷対策、感染症対策などを実施。緊急支援では近年、国内の被災地支援も実施している。

はま・なか・あいづ文化連携プロジェクト
「はま・なか・あいづ文化連携プロジェクト」は、2011年3月11日の東日本大震災、その後の東京電力福島第一原子力発電所事故以降の状況から一歩でも前進するため、福島県立博物館と福島県下の各地域の博物館、文化事業に携わる大学、NPOなどの諸団体が連携し文化活動の支援を行うことを目的に2012年にスタートしたプロジェクトです。近年は、避難の長期化により地域の文化の衰退・断絶の恐れが強まる中、文化芸術による復興につながるプロジェクトを継続実施し、あわせて、県内外での震災の記憶の風化に対するため、震災・事故の記憶の作品化とそれら成果による発信・交流事業に力を入れた活動を実施しています。

開催日 10月9日(月・祝日)※終了しました。
開催時間 13:00-17:30
会場 横浜美術館 オラファー・エリアソン展示室
対象 12歳以上
定員 20名
参加費/入場料 ヨコハマトリエンナーレ2017鑑賞券提示で無料(事前申込制)
募集期間 10月7日(土)23:59まで
※ 定員に達し次第、受付を終了します。
主催 横浜トリエンナーレ組織委員会
協力:福島県立博物館、AAR Japan[難民を助ける会]