横浜トリエンナーレ2008ブログ

アーティストの来日が続いてます  Cho Minsuk

ブログの更新は久しぶりになってしまいましたが、横浜トリエンナーレ開幕に向けた準備は急ピッチで進んでます。
アーティストの来日も続いておりますが、先日Cho Minsukuの来日に同行しましたのでそのときの様子をレポートします。


今回Cho Minsukuは、ニューヨークのギャラリーであるStorefront代表、Joseph Grimaと共に、運河パークに「リングドーム」の設置を計画してます。
このリングドーム、2007年のニューヨークや今年のミラノ・サローネで展示されており、昼夜問わずイベントで多くの人でにぎわいました。
このリングドーム、構成原理はそこまで複雑ではありません。
鉄骨の構造体にフラフープをつないで貼り付けていく、そうやってできあがります。

成田到着後、会場に近いみなとみらい線の馬車道駅で彼と待ち合わせ、日本側の建築担当者らとともに会場へ向かいました。
会場となる運河パークは、桜木町駅前から続く汽車道沿いに位置しています。天気の良い日は緑の草の上でくつろぐ人々も多く、市民にとっての憩いの場所でもあるようです。
Minsukuと我々スタッフとで、どこにアプローチを設けるか、どのくらいの大きさにするか、そういった具体的なプランを現場で確認しました。

その後の打ち合わせでは、このリングドーム誕生の裏話も聞くことができました。
もともとリングドームのアイディア自体は、Minsukuがとある美術館でのワークショップに招かれた際に作ったものが始まりでした。その模型を自分の事務所に飾ってあったのを、StorefrontのJoseph Grimaがたまたま見つけ、興味を持ち、NYでの自身のギャラリーの記念イベントで巨大化して作ったのが、大きなサイズのリングドームとしては初めてのものだったとのこと。Minsuku曰く、「最初のアイディアは僕だけど、それをこうして実現化したのはJoseph」とのこと。

その後、ミラノでの展示では構造に工夫を加える等、リングドームは現場ごとに工夫を加えて進化しています。
今回の横浜でも、どのように進化したリングドームが見られるのか、楽しみです。


chominsuku.JPG

横浜トリエンナーレのチラシにも掲載されているリングドームの設置が予定されている、運河パークで会場の下見をしている様子です。

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