作家名
Name
マリーナ・アブラモヴィッチ/Marina Abramovic
出身国
Country of birth
旧ユーゴスラビア/Yugoslavia
在住国
Country of residencey
オランダ/The Netherlands
生年月日
Year of born
1946
経歴
Biography
1946 ベオグラード(旧ユーゴスラビア)に生まれる 父ユーゴ軍将軍
1968 この頃よりパフォーマンス作品を発表
1972 ザグレブ芸術アカデミー卒業
1975 ドイツ人アーティストのウライと出会い、1976年からユーゴを離れてコラボレーションを開始
1980-83 オーストラリアやサハラ砂漠、ゴビ砂漠などを旅する
1986 中国での作品『恋人たち-万里の長城を歩く』を最後に単独での活動を再開する
1989 『ザ・ラヴァーズ』 アムステルダム市立美術館 オランダ
1990 パリ、ベルリン、ハンブルクの美術学校の客員教授となる
1992 ワークショップ、レクチャー、個展やグループ展などの活動を世界各地で展開し始める
『待合室』 ニューナショナルギャラリー ベルリン
1993 「第45回ヴェネツィア・ビエンナーレ」出品
1995 『オブジェ・パフォーマンス・ビデオ・サウンド』 イギリス巡回展
1997 「第47回ヴェネツィア・ビエンナーレ」グランプリ、金獅子賞受賞
1998 「Let's Talk about Art 1998」 青山スパイラル 東京に参加
2000 ハノーヴァー美術協会 ドイツ
現在オランダ(アムステルダム)に在住する
個展
Solo exhibition
1997
「ウーライ&アブラモヴィッチ展」 『生命の儀式』他 岡崎球子画廊
1992
『待合室』 ニューナショナルギャラリー ベルリン
1986
『恋人たち-万里の長城を歩く』 中国
1962
初個展
グループ展
Group exhibition
2000
「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ2000」 『夢の家』 越後妻有 松之山 新潟-現在も彼女の作品を宿泊して体験できる
1997
「未来・現在・過去 第47回ヴェネツィア・ビエンナーレ」イタリア館 ヴェネツィア イタリア-グランプリ、金獅子賞受賞
「ザ・ジェンダリズム-回帰する身体」 『芸術は美しくなければならない/芸術家は美しくなければいけない』『クリーニング・ザ・ハウス』 世田谷美術館 東京
展覧会 プロジェクトギャラリー CCA北九州
1995
『オブジェ・パフォーマンス・ビデオ・サウンド』イギリス巡回展
1993
「第45回ヴェネツィア・ビエンナーレ」 ヴェネツィア イタリア
1990
『路上』 ポンピドゥセンター
1989
『ザ・ラヴァーズ』 アムステルダム市立美術館 オランダ
1985
「牛窓ビエンナーレ」 牛窓 岡山
書誌
Bibliography
世界的に活躍しているアーティストで、身体を通して世界と向き合い、肉体と自然とが一体であることをテーマとしたパフォーマンスでよく知られている。
パフォーマンスの他、ビデオやフィルム、写真、ビデオ・インスタレーションなど様々な媒体を用いて制作している。
初期には、自らの肉体を生に使いながらの激しい作業を行っていた。有名なものでは、公私を共にしたパートナー、ウライとのパフォーマンス(万里の長城の両端にウライとアブラモヴィッチが分かれ、そこから40日間かけて歩き、長城の真中で出会い、そのまま永遠に別れるというもの)がある。
身体の限界に挑戦する過激な行為を中心に据えた一連のパフォーマンスでは、氷、火、体罰、オブジェなどを要素として取り入れ、彼女自身の様々な側面や、彼女と観客や社会との関係が探究の対象となっている。
近作では様々な素材が有する精神的資質に関心をむけ、「癒し」や「瞑想」、「待つこと」などの状況に観客を積極的にとりこんだものを展開している。
1997年の第47回ヴェネツィア・ビエンナーレでは、骨を磨き続けるパフォーマンスを行い、グランプリ、金獅子賞を受賞した。
越後妻有アートトリエンナーレ2000では、松之山の古い民家を改装し『夢の家』を制作した。ここでは現在も彼女の作品を宿泊し体験できる。
大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ2000 ガイドブック(2000)
美術手帖1997年9月号(1997)
http://www.dnp.co.jp/museum/nmp/nmp_j/people/m-abranovic.html/
情報収集・編纂:Tajima