1964年日本生まれ 現在日本在住
もともと造園家を志していた篠田は、サイエンティフィックな要素と、独特な空間把握を生かしたインスタレーションで知られている。95年に発表された「ミルク」は、竜安寺の石庭をコンセプトにして巨大なプールに白い液体を流し、その上の壁に取り付けられた多数の蛍光灯が機械音を出しながら移動していくというインスタレーションで、鮮烈な印象を残した。
また、人間の脳とトカゲの脳の関係を考えさせられる作品「リザード」、人工衛星がテーマの作品など現代的な問題提起を含むさまざまな展開を試みている。
今回篠田は、高性能なスピーカーを多数組み合わせて音を素材にした作品を提示する。 |