民族学者として、アフリカを調査した経験を持つ。フィールドワークの手法でアートを見るユニークな作家である。いろいろな人の残していったもの、展覧会の断片などを採集し、現実の脱構築ともいえるモチーフをひとつのインスタレーションにまとめあげる。 99年、水戸芸術館の「日本ゼロ年」展を批判的に「解体」する模型作品「日本・現代・美術・沈没」を制作、展覧会場とナディッフ・ギャラリー(東京)に展示した。