1962年に中西夏之、高松次郎らとともにハイレッドセンターを結成し、町中での突然のハプニングやイヴェントを通じて知覚と現実の間に一種のパニックをおこさせる＜ミキサー計画＞を展開。1960年代前衛芸術運動の牽引力として活躍。独自のイラストレーションの作品でも知られる。1963年より制作した｢模型千円札｣｢千円札拡大図｣のシリーズをめぐっていわゆる＜千円札事件＞の中心人物となる。最近は、｢超芸術トマソン｣の路上観察学のように、無意識に受け入れてしまっている日常の事物をつまびらかにしていく視点から作品を制作。尾辻克彦のペンネームで作家としても活躍、第84回芥川賞受賞。本名での近年著作『老人力』はベストセラー。
海外では94年「戦後日本の前衛美術」（グッゲンハイム美術館他巡回）に出品。
国内での展覧会として、95年名古屋市美術館にて大規模な個展開催。