2019.11.29
11月30日(土)ヨコハマトリエンナーレ2020 プレイベント「エピソード00 ソースの共有」プログラム
Photo: TANAKA Yuichiro
新宅加奈子、田村友一郎、イヴァナ・フランケ、ランティアン・シィエ、イシャム・ベラダらがパフォーマンスを披露し、ラクスがタイトル・コンセプトを発表します。
ヨコハマトリエンナーレ2020がいよいよ始動します。 2020年7月の開催に先駆け、プレイベント「ヨコハマトリエンナーレ2020 エピソード00 ソースの共有」を開催します。当イベントでは、新宅加奈子、田村友一郎、イヴァナ・フランケ、ランティアン・シィエ、イシャム・ベラダらがパフォーマンスを披露し、アーティスティック・ディレクターのラクス・メディア・コレクティヴ(ラクス)が、本展のタイトル・コンセプトを発表します。 ラクスのキュレーションの特徴は、初めにテーマを設定するのではなく、「ソース (source)」というコンセプトの源ともいえる素材を出発点とすることです。「ソース」は市井の人々の生活の記録や手記、中世の写本や文献、科学の知識など多岐に渡り、これらひとつひとつを今日の世界を語るうえで等しく重要な資料、情報源だとラクスは捉えます。 当日は、ヨコハマトリエンナーレ2020のソースをラクス自らが紹介するとともに、パフォーマンスによってラクスの世界観の一端を参加者みなさまと共有したいと思います。英語には通訳が入ります。
【プログラム】※予定枚数終了※
開場 13:30/開演 14:00
[第一部]14:00-15:45
▽パフォーマンス「I'm still alive」 新宅加奈子
*13:40に登場しパフォーマンスを開始、18:00まで行います。
▽パフォーマンス「畏怖/If」 田村友一郎(20分)
▽「ソースの共有」 ラクス・メディア・コレクティヴ(20分)
▽朗読『毎日あほうだんす―寿町の日雇い哲学者西川紀光の世界』トム・ギル著
朗読者:西岡愛(NHK横浜放送局キャスター)(20分)
▽レクチャー「Chairs Outside of Human Consciousness(意識の外にある椅子)」
イヴァナ・フランケ(25分)
▽レクチャー・パフォーマンス 「Speech act for a screening(映画上映のための会話)」
ランティアン・シィエ、モニカ・ナルラ(ラクス・メディア・コレクティヴ)(20分)
(休憩)
[第二部]16:00-17:00
ヨコハマトリエンナーレ2020 コンセプトの共有 ラクス・メディア・コレクティヴ
(休憩)
[第三部] 17:15-18:00
パフォーマンス「Présage(予兆)」 イシャム・ベラダ
音楽:小松千倫
【開催概要】 日時:2019年11月30日(土)開演 14:00(開場13:30) 終了 18:00(予定)
募集人員:90名 ※予定枚数終了※
入場料:1,000円(税込) お申し込みのご注意:
・お支払い後のキャンセル
・払い戻しはできません。
・会場に飲食および駐車スペースはございません。
*車椅子でご来場の際は、開催日前日までに組織委員会までご一報ください。
[連絡先: 045-663-7232(平日10:00〜18:00) 横浜トリエンナーレ組織委員会]
会場:プロット48横浜市西区みなとみらい4-3-1(みなとみらい21中央地区48街区)
みなとみらい線(東急東横線直通)「新高島駅」〈2番出口〉から徒歩7分
横浜市営地下鉄(ブルーライン)「高島町駅」〈2番出口〉から徒歩9分
主催:横浜トリエンナーレ組織委員会
助成:在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ日本
※予定枚数終了※
【参加アーティスト(出演順)】
新宅加奈子
1994年大分県生まれ、京都府を拠点に活動。「生きていることを確認するための行為」として自らの裸体に絵の具を纏う姿を、写真やパフォーマンスで発表している。2019年、京都造形芸術大学大学院総合造形領域修了。同年、アートアワードトーキョー丸の内2019丸の内賞(オーディエンス賞)受賞。
田村友一郎
1977年富山県生まれ、京都府を拠点に活動。既存のイメージやオブジェクトを起点にしたインスタレーションやパフォーマンスを手掛ける。土地固有の歴史的主題から身近な大衆的主題まで着想源は幅広く、現実と虚構を交差させつつ多層的な物語を構築する。2016年「BODY/PLAY/POLITICS」(横浜美術館)、2019年アジア・アート・ビエンナーレ出品。
イヴァナ・フランケ
1973年ザグレブ(クロアチア共和国)生まれ、ベルリンを拠点に活動。光と知覚についての入念な考察によって、空間と観者の意識を有機的に繋ぐようなサイト・スペシフィックなインスタレーションを制作している。2007年ヴェネチア・ビエンナーレ、クロアチア館代表。2017年ザグレブ現代美術館にて個展開催。
ランティアン・シィエ
1988年生まれ、ドバイ(アラブ首長国連邦)を拠点に活動。イメージ、もの、物語、ジャズバンド、オートバイ、本、パーティなどを制作、主宰する。2016年コチ=ムジリス・ビエンナーレ、2017年ヴェネチア・ビエンナーレ、2019年シャルジャ・ビエンナーレ出品。
イシャム・ベラダ
1986年カサブランカ(モロッコ)生まれ、パリを拠点に活動。鉱物が化学反応を起こす過程や、その結果生まれる現象を、彫刻、映像、インスタレーション、パフォーマンス等によって視覚イメージとして提示している。2019年ルーブル・ランス美術館、ヘイワード・ギャラリーにて個展開催。
【出演者】
◇朗読
西岡愛
埼玉県生まれ。NHK旭川放送局リポーターを経て、現在NHK横浜放送局キャスター。総合テレビ「ひるまえほっと」、「首都圏ネットワーク」、ラジオ「はま☆キラ!」等に出演中。
◇音楽
小松千倫
1992年高知県生まれ、京都府を拠点に活動。DJプレイからアンビエントミュージックまで、様々な領域で活動を展開している。
【進行】
ラクス・メディア・コレクティヴ
ヨコハマトリエンナーレ2020 アーティスティック・ディレクター インド・ニューデリーを拠点に活動するジーベシュ・バグチ、モニカ・ナルラ、シュッダブラタ・セーングプタの3名によるアーティスト集団。活動は、アート作品の制作、展覧会のキュレーション、パフォーマンスのプロデュース、執筆など多岐に渡り、表現形式もメディアも多様である。建築家、プログラマー、ライター、キュレーター、舞台演出家ら専門家や市民とのコラボレーションも豊富で、多面的な作品やプロジェクトを多数手掛ける。