野草とアートもりもり!
第8回横浜トリエンナーレは、国際展「野草:いま、ここで生きてる」と、市内アート拠点による「アートもりもり!」の2本の柱で構成します。
国際展「野草:いま、ここで生きてる」展
北京を拠点に国際的に活躍するリウ・ディンとキャロル・インホワ・ルーの二人のアーティスティック・ディレクターが企画しました。
30以上の国や地域から93組のアーティストが参加しています。
世界の現代アートが横浜に集まります。
(会場)横浜美術館、旧第一銀行横浜支店、BankART KAIKO、クイーンズスクエア横浜、元町中華街駅連絡通路
アートもりもり!
市内のアート拠点が展開する多彩な展示やプロジェクトが楽しめます。
セット券で楽しめる展覧会
BankART Life7「UrbanNesting:再び都市に棲む」
黄金町バザール2024 —世界のすべてがアートでできているわけではない
無料で楽しめる展示も多数
石内都「絹の夢-silk threaded memories」、ポート・ジャーニー・プロジェクト “SEVEN SEEDS”展、ハイヌウェレの彫像 久保寛子、急な坂スタジオ×studio oowa「アトリウムで待ち合せ」、創造都市横浜20周年記念 横浜クリエイティブCOOP、NEWoMan ART Window「Hi and Bye」髙橋銑 などを開催。
詳細は、アートもりもり!WEBサイトをご確認ください
まちにひろがるトリエンナーレ
横浜駅、日出町駅周辺、横浜マリンタワーを結ぶ大きな三角形に広がります。
紫は「野草」展、エンジ色はアートもりもり!会場です。
まちの中で作品に出会う
クイーンズスクエア横浜2階 北島敬三+森村泰昌 《野草の肖像:L.X./M.Y. September 17th,2023》2023、「野草:いま、ここで生きてる」参加作家
元町・中華街駅連絡通路 チュン・イン・レインボー・チャン/陳雋然 生果文(果物の詩)No. 2》2024、「野草:いま、ここで生きてる」参加作家
馬車道駅 石内都《絹の夢-silk threaded memories》、BankART Life7(アートもりもり!)参加作家
「野草」とは?
手がかりは魯迅の書いた『野草』
災害や戦争。大量消費が引き起こす環境破壊や経済格差。ネット社会の「村化」や不寛容。
この息苦しさの中を、わたしたちはどう生き抜いていけばよいのでしょう。
展覧会のタイトルは、中国の国民作家、魯迅(ろじん、1881-1936)が『野草』に由来します。
彼がもっとも苦しい時期に書いた詩集『野草』(1927年刊)を手がかりに、展覧会の旅を始めましょう。
みどころ作品
オープングループ《繰り返してください》2022
横浜美術館に入ると、「ウーウー」「ドゥドゥドゥ」という大きな音が聞こえてきます。
何の音?
実は画面いっぱいに映し出された人々の声です。
ウクライナでは、音によって兵器の種類を聞き分けた上で、いかに行動するべきかという行動マニュアルが国民に配布されたそうです。
「繰り返してください」という呼びかけに応答できますか?
サンドラ・ムジンガ 《そして、私の体はあなたのすべてを抱きかかえた》2024
もしも自分が太古の昔に生きる恐竜だったら?
もし遠い未来に、種の最後の個体として地球上に生きることになったら?
大きな身体なのに中身がからっぽなのはなぜ?
巨大な立体物は、時を超えてわたしたちの想像力を刺激します。
『野草』からのメッセージ
大変な時こそ創造力が花ひらく
展覧会では、100年間に世界で起きたさまざまな衝突や葛藤を取り上げます。それらに直面する中で花ひらいたアーティストたちの創造の力に注目してみてください。
プック・フェルカーダ《根こそぎ》2023-24
庭に住む植物や虫たちが、薬剤をふりまく庭師に、わたしたちが生きる環境を壊さないで、と語りかけます。
すると庭師に変化が起きて…
『野草』からのメッセージ
別の生き方を探そう
たくさんつくってたくさん捨てる。人間が自然を痛めつけている。それ以外の生き方はないのかな?
アーティストの作品をヒントに考えます。
你哥影視社(スー・ユーシェン/蘇育賢、リァオ・シウフイ/廖修慧、ティエン・ゾンユエン/田倧源)《宿舎》2023-24
台湾の工場で働くベトナム人女性たちが、待遇改善を求め、寮に立てこもってストを始めた。
でも、二段ベッドを中心にしてみんなで集まったり冗談を言い合ったりの日々はなんだか楽しそうで…。
ごく普通の日常の中に、よりよい暮らしを生み出す力が潜んでいます。
SIDE CORE《big letters, small things》2024
毎日のように描きかえられる巨大なグラフィティ。
「あなたはどう思う?」と、街を行く人びとにさまざまな問いを投げかけています。
『野草』からのメッセージ
わたしたちが世界を変える
特別なヒーロー、ヒロインではなく、ごく普通のわたしたちが暮らしの中で小さなアクションを起こせば、世界は変えられる。たくさんの作品がそんなメッセージを発しています。
アートとの出会いをサポート
読みやすい作品解説、横浜美術館には小さなお子さんも楽しめるスペースもあり、イベントも充実しています。まちには無料で鑑賞できる作品も展示されています。
読みやすい作品解説
大きな文字で、やさしい言葉で、立ち止まってサッと読める
初めて現代アートを観る方にわかりやすい作品解説となるよう作成しました。
こどものアートひろば「はらっぱ」
「つくる・あそぶ・くつろぐ」ために用意された横浜美術館内のスペースです。スタンプを使って創作したり、展覧会の感想を書いたり、休んだり、いろいろな過ごし方ができます。乳幼児を連れて休憩できるコーナーもあります。詳しくはこちら。
パブリックプログラム
つくったり、おしゃべりしたり、考えたり、子どもから大人まで、お友達やご家族と一緒に「野草」の手間をいろいろなかたちで楽しめるイベントをたくさん開催しています。詳しくはイベント一覧をご覧ください。
来場する前にご覧ください!鑑賞を手助けするガイドやワークシート
現代アートにあまり馴染みのない方、行ってみたいけど楽しめるか不安…という方に、鑑賞の手がかりとなるガイドやシートを用紙しました。
鑑賞ガイドは、来場する前に見るのがおすすめ!
小さなお子さまから大人まで、幅広くお楽しみいただけるシートを3種類ご用意しました。横浜トリエンナーレや作品アーティストを知る手がかりになり鑑賞がより楽しくなります!※会場での配布はございません。
画像は小学校1.2.3年生向け「みなとみらいぼうけんすごろく」
お楽しみメニュー
公式オリジナルグッズを発売中
「野草」Tシャツ、トートバック、缶バッジ、香炉庵の薄皮どらなど、いましか、ここでしか買えないオリジナル商品を販売しています。
チケット提示でお得なサービス
商業施設や商店街、ホテルなどの約270の店舗で割引•特典をプレゼント
ASOBUILD、MMテラス、CIAL桜木町、NEWoMan横浜、HAMABOWL EAS、MARKISみなとみらい、みなとみらい東急スクエア、LUXS FRONT、ランドマークプラザ、KITANAKA BRICK&WHITE、馬車道商店街協同組合、横浜中華街発展会協同組合、横浜元町ショッピングストリート、ウェスティンホテル横浜、横浜ロイヤルパークホテル、ニューオータニイン横浜プレミアム、ホテルニューグランド、横浜ベイホテル東急 など
お出かけが楽しみに!お食事やスイーツ、ホテル宿泊がセットになったプラン
- ウェスティンホテル横浜と横浜トリエンナーレとのコラボレーションスイーツ
- 鑑賞券に加えて、ウェスティンホテル横浜でのディナーと朝食が付いた宿泊プラン
- 横浜マリンタワーの展望フロアチケットがセットになった共通チケット
- 横浜トリエンナーレ×横浜マリンタワー共通チケットに、中華街のお食事がセットとなったプラン
など