エピソード08
《舎密/The Story of C》より「一幕 炭化 Carbonization」(スティル), 2020
昨年11月に開催した本展のプレイベント「エピソード00 ソースの共有」で発表したパフォーマンス《畏怖/If》では、田村は19世紀末に横浜にペストをもたらした「船」に着目しましたが、本作《舎密/The Story of C》では、その続編として、引き続き「船」という存在に着目します。記憶にも新しい2020年に横浜にやってきたダイヤモンド・プリンセス号は、18年前の10月1日に長崎の造船所で建造中に火災に見舞われます。その結果、同時に建造されていた姉妹船のサファイア・プリンセス号がダイヤモンドに、ダイヤモンド・プリンセス号は修繕を経てサファイアへと入れ替わりました。このダイヤモンドとサファイアをめぐるエピソードを起点としたストーリーが10月1日より11日まで、会期を4回に分けてオンラインと横浜美術館で展開します。また、10月10日および11日は、会場でライブパフォーマンスを行うとともに、その要素を含む映像をライブ配信いたします。
〈展示〉
日程:2020年10月2日(金)~10月11日(日)
会場:横浜美術館レクチャーホール
入場:無料
〈パフォーマンス〉
日程:2020年10月10日(土)、10月11日(日)
会場:横浜美術館レクチャーホール
〈オンライン〉
公開:2020年10月1日(木)
本WEBサイト上で、4つのストーリーを発表します。
田村友一郎(たむら ゆういちろう)
1977年、富山県生まれ、京都府を拠点に活動。
既存のイメージやオブジェクトを起点にしたインスタレーションやパフォーマンスを手掛ける。土地固有の歴史的主題から身近な大衆的主題まで着想源は幅広く、現実と虚構を交差させつつ多層的な物語を構築する。2016年、「BODY/PLAY/POLITICS」(横浜美術館)、2019年、アジアン・アート・ビエンナーレ(台湾)出品。
《畏怖/If》
「エピソード00:ソースの共有」で発表した作品のアーカイブ映像です。
実施:2019年11月30日(土)
一幕 炭化 Carbonization
公開:10月1日(木)
二幕 真贋 Authenticity
公開:10月4日(日)
三幕 半身 Hemicorpus
公開:10月7日(水)
四幕 空蝉 Emergence
実施:10月10日(土)
10月10日にライブ配信したアーカイブ動画が以下よりご覧いただけます。
四幕 空蝉 Emergence
実施:10月11日(日)
10月11日にライブ配信したアーカイブ動画が以下よりご覧いただけます。