田中　泯

1945年東京都生まれ。東京都および山梨県在住。

クラシックバレエやモダンダンスを学んだ後、独自の舞踊を求めソロ活動を開始。自らを「私は地を這う前衛である」と記す。2004年以降劇場空間での公演に一区切りをつけ、街、神社、野山などで自在にその場を舞う《場踊り》を展開。自然と呼応し、意識下に潜む生命体の動きを探りながら、自身を一つの生命体として自然の循環に委ねることを試みる。85年、農業と舞踊の同時実践を開始、06年、NPO法人「ウイルの森」を設立、「インドネシア―永遠の森プロジェクト」と甲斐市の農林事業を開始した。

82年 ミュンヘン演劇祭、06年ザルツブルク音楽祭に参加。03年 映画《たそがれ清兵衛》に初出演。79年 舞踊批評家協会賞（95、98、03年も）、95年 サントリー地域文化賞、01年 日本現代藝術振興賞、03年 日本アカデミー賞 最優秀助演男優賞／新人賞、キネマ旬報新人賞、06年 朝日舞台芸術賞を受賞。90年 フランス政府より芸術文化騎士章受章。