スティーヴン・プリナ

1954年ゲールズバーグ（イリノイ州）生まれ。ケンブリッジ（マサチューセッツ州）およびロサンゼルス在住。

プリナは美術作品そのものではなく、作品が生み出された後の様々な流通、受容のシステム――美術館、市場、歴史的位置づけ――に鑑賞者の目を向けようとする。様々なメディアやコンセプチュアルな工夫を通して示されるのは、芸術家の意図を越えた社会と芸術の関係である。

90年ヴェネチア・ビエンナーレ、91年カーネギー・インターナショナル、92年ドクメンタ９、01年サンタ・フェ・バイアニュアル（02年も）、08年ホイットニー・バイアニュアルに参加。最近は03年にドイツのバーデン・バーデン・クンストハレで個展開催。日本では91年世田谷美術館他での「拡張する美術展」に出品。