ティム・リー
ティム・リー / Tim Lee (韓国/カナダ)
1975年ソウル生まれ。バンクーバー在住。
ティム・リーは、ミュージシャンやスポーツ選手などアメリカのポップアイコンたちの象徴的な瞬間を自ら演じ、それらを、時代を画した美術史上の作品と組み合わせることで、自らの作品を完成させる。欧米の美術史とポップカルチャーの象徴を、アジア人であるリーが演じることによって生じるオリジナルとの不調和は、真贋やハイとロー、過去と未来といった概念の対比を鮮やかに浮かび上がらせる。
03年プラハ・ビエンナーレ、08年プエリトリコ・トリエンナーレ、シドニー・ビエンナーレに参加。05年MoMA(ニューヨーク)、MuHKA(アントワープ)、06年テート・モダン(ロンドン)、07年森美術館(東京)など世界各地のグループ展に出品。08年CCA Wattis 現代アート研究所(サンフランシスコ)、ヒューストン現代美術館、09年ヘイワード・ギャラリー(ロンドン)などにて個展開催。
"Untitled I (Pink Panther, 2092)", 2007
Courtesy Cohan & Leslie, New York; Lisson Gallery, London