ケリス・ウィン・エヴァンスとスロッビング・グリッスル

1958年ウェールズ生まれ。ロンドン在住。

ウィン・エヴァンスはまず映像作家として出発した。やがて、言葉や知覚をテーマにインスタレーション、彫刻、写真など表現手段を広げる。文学、映画の歴史に言及し、コンセプチュアルな彼の仕事は、一種の意味と知覚の触媒として観客の多義的な解釈と認識を可能にする。

95年ヴェネチア・ビエンナーレ（03年も）、02年 ドクメンタ11、05年 イスタンブール・ビエンナーレに参加。世界各地の美術館での個展、グループ展開催。最近は06年にパリ市立近代美術館、ICAロンドン、ミュンヘン・レンバッハハウス、07年にクンストハウス・グラーツ（オーストリア）で個展を開催。日本では01年 横浜トリエンナーレに参加、07年 CCA北九州で個展を開催。