シルパ・グプタ
シルパ・グプタ / Shilpa Gupta (インド)
1976年ムンバイ生まれ。ムンバイ在住。
伝統的なインドのコミュニティで生まれ育ったグプタは、幼少期から民族やジェンダー、宗教、人種、階級、経済格差などの社会問題に興味をもち、グローバリゼーションが進む現代における社会的不平等やパワーポリティクスなどの問題を一貫して提起している。ビデオやインターネットなど様々な人がアクセスできるマルチメディアを用い、より多くの鑑賞者とのインタラクティブな関係を構築することで作品を完成させるるというコンセプトの強さとアプローチの新しさから、現在注目の集まるインドのアート界で今後を最も期待される若手アーティストの一人と目されている。
2004年メディア・シティ・ソウル・ビエンナーレ、06年シドニー・ビエンナーレ、リバプール・ビエンナーレ、上海ビエンナーレ、07年リヨン・ビエンナーレ、アート・ブリュッセルなど多数の国際展に参加。04年オクスフォード・ブックストア(ムンバイ)、06年ボーズ・パシア・ギャラリー(ニューヨーク)、 07年アーティスト・スタジオ(ロンドン)等で個展を開催。01年テート・モダン(ロンドン)、06年広島市現代美術館、ダイムラー・クライズラー・コンテンポラリー(ベルリン)、07年現代美術館(台北)、ナショナル・ギャラリー・オブ・モダンアート(ムンバイ/デリー)等のグループ展に出品。04年ベルリンのトランスメディアーレ・アワードを受賞。